概要

日本ライトハウスは、1965(昭和40)年、視覚障害者更生施設として「職業・生活訓練センター」を開設し、日本で初めて視覚障害リハビリテーション事業に取り組みました。それは、歩行訓練、点字・カナタイプなどのコミュニケーション訓練、そして身辺処理や調理などの日常的な生活動作訓練等、すなわちいわゆる「社会適応訓練(生活訓練)」とよばれるトレーニングを体系的に実施することでした。

1972年には、厚生省(当時)の委託を受けて、視覚障害者の歩行指導員を養成する事業を開始し、現在は、視覚障害者への生活訓練等指導者の養成事業を行っています。さらに、伝統的な職業である“あんま、はり、きゅう”以外の新しい職種の開発にも取り組み、機械科、構内電話交換科、情報処理科の3科を設置して、多くの修了者を企業などに送り出し、優れた指導と就職率、職場定着率は、高く評価されました。

その後、中途で視覚を失ったり、見えにくくなったりする人の障害の重度・重複化、多様化が著しくなりました。特に、増加の一途をたどる糖尿病や、脳損傷などによる高次脳機能障害、ベーチェット病などの全身病を伴う利用者の急増、ひとりひとりの体力や疾病に合わせてケアをしながらの訓練プログラムを設定することが多くなってきました。また、知的障害を伴う視覚障害者も少なくありませんが、専門的な処遇をする施設が不充分でした。このような実態やニーズに応えるため、平成4年に部門を再編成し、「ジョイフルセンター」(重度身体障害者更生援護施設、当時)と「デイワークセンター」(身体障害者通所授産施設、当時)を新設して、視覚障害リハビリテーションセンターとしました。また、平成17年度からはジョイフルセンターに通所利用を開設して近隣の利用者のニーズに応えるとともに、定員構成を一部変更し入所40名・通所20名としました。

平成21年4月、指定障害者支援施設「日本ライトハウス きらきら」と指定障害福祉サービス事業所「日本ライトハウス わくわく」を開設。再編成された施設と事業所は、ひとりひとりが“きらきら”と輝けるように、毎日を“わくわく”した気持ちで過ごせるようにと願って名づけられています。

従来は「職業・生活訓練センター」の一部門であった「職業訓練部」は、制度上、施設から独立して委託職業訓練を行うことになりました。

時代は移り、福祉行政や私たちをとりまく状況は変化していきます。けれども私たちはこれまで同様、自立と社会参加のためのパートナーシップの理念に基づきサービスを提供していきます。

交通案内・お問合せ

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交通 JR学研都市線 「放出(はなてん)」駅下車 徒歩15分
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